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甲佐町の文化財探訪 「土突き歌は今」〜平成29年5月号〜

更新日:2017年5月1日

土突き歌

 土突きは、祝い歌の一種で家の建築の際などに土を丸太で突き固めることであり、地搗音頭,土突き歌、胴突歌ともいわれています。地搗音頭は音頭取が勢子と掛け合いながら謡う労作民謡です。しかし今はほとんど聞くこともなくなっています。

 

 船津山口の松ノ本共同墓地に「松本新兵衛之墓」があります。墓標には「音頭司 松本新兵衛之墓」と記されています。明治10年(1877年)西南の役において傷んだ熊本城を補修する際、船津山口出身で、明治30年(1897)78歳で亡くなった松本新兵衛氏は熊本城修復の「土突き」の音頭司(頭領)だったそうです。その遺徳を偲んで弟子たちにより建立され、寄進者には本町の人のみならず御船町、美里町の56人もの人名があり、人徳の深さがうかがわれます。

 

 船津の山口には「土突き」が郷土芸能として伝えられてきましたが、後継者等の減少により今は行われていません。この土突き歌ですが歌える人もいないようです。またこの土突き歌は、唄い手がその地域に応じて即興で作り、聞き伝えられてきています。皆さんの地域にどのような地搗歌があったか古老に聞いてみませんか。

 

松本新兵衛之墓(船津山口)


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文責・甲佐町文化財保護委員 赤星 眞照(有安区)

 

 


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甲佐町教育委員会 社会教育課 社会教育係
電話番号:096-234-2447この記事に関するお問い合わせ


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