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災害と人権(2)

更新日:2017年5月1日

原発事故のため避難している人に対するいじめ・嫌がらせの問題

  内閣府の世論調査でも、震災や原発事故が原因で発生している人権問題として「職場、学校などで嫌がらせやいじめを受けること」という回答が20%近くありましたが、平成28年11月、東京電力福島第一原発事故で福島から自主避難していた生徒がいじめを受けていたことが明らかになりました。

 この生徒は、自主避難先の小学校(当時通学)で、差別的なあだ名で呼ばれたり、暴力を受けたり、友人が遊ぶための現金を払わされたりしていたと報道されています。避難者を受け入れている別の自治体でも、福島から避難している児童生徒に対し、同様のいじめが発生していることが明らかになりつつあります。

 また、学校での児童・生徒に対するいじめだけでなく、避難先で福島ナンバーの自動車がいたずらされたり、避難者を指して「○万円(賠償金の額)で生活している」などと噂をされたりするといった報道もあっています。

○いじめ・嫌がらせの背景にあるもの

 放射線被ばくや、被災者・避難者に対しての賠償金などに関する誤った理解や無関心が、上記のような問題につながっている可能性もあります。こうした誤った理解や無関心は、東日本大震災に起因する人権問題だけでなく、他のあらゆる人権問題を引き起こしている要因でもあります。うわさ話やインターネット上の情報を鵜呑みにするのではなく、正しい情報や知識に基づいて、自分自身で考え判断することが大切です。

○「災害と人権」について再度考えてみましょう

 一時避難や長期避難をするだけでも大変なことなのに、避難先で差別的な取り扱いを受けたら・・・。

熊本地震で被災し、県外へ一時避難した方や、今も県外に避難している方が大勢いらっしゃいます。

熊本は、津波被害や原発事故のような複合的な災害には至りませんでしたが、それでも、地震を経験して、被災者の立場からこの問題を考えられるのではないでしょうか。熊本地震、東日本大震災をはじめとした災害と、その時に起こりうる人権問題について再度考えてみましょう。

 

 

                                熊本県人権情報 コッコロ通信

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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