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図書だより

更新日:2017年10月1日

わたしのおすすめ図書

とんび著者:重松 清(角川書店)

 最愛の妻、美佐子さんを事故で亡くしたトラック運転手のヤスさん。深い悲しみのなか3歳の息子アキラと2人きりの「とんび」と「鷹」の長い旅路が始まりました。不器用で口の悪いヤスさんの愛情表現は、時にわずらわしいけど一途にアキラの幸せを願う気持ちが伝わり、切なくなります。ヤスさん親子を見守る周りの人達は、それぞれに哀しみを背負いながらも、ただただ優しく、投げかける一つ一つがこころに沁みてきます。「ヤス、おまえはアキラの悲しみを飲み込む海になれ」両親のいないヤスさんの親代わりともいえる海雲和尚の言葉は私自身親として胸に残りました。「幸せになりんさい。金持ちにも偉い人にもならんでええ。今日一日が幸せで明日が来るのが楽しみな、そんな生き方をしんさい。親が子に思う事はみんな同じじゃ。それだけなんじゃ。」ヤスさんが語りかける言葉には温かな涙があふれます。親は愚かでしんどい。けれど幸せだと気付かされる一冊です。
 

 おすすめ図書


 

「北早川区」

仲光 和実さん

 

「とんび」内容  

 昭和37年、28歳のヤスさんに長男アキラ誕生。この日から、「とんび」と「鷹」の長い旅路がはじまった――。著者自らが歩んできた時代へのオマージュを込め、魂で描ききった、日本一不器用で愛すべき父親の物語。

おすすめ図書

 

 

 

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