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あゆみだより6月号 

更新日:2017年4月17日

【「人生が残りわずかである」とき】

「人生が残りわずかである」というとき、皆さんはどこで過ごしたいですか。

自宅で最期を迎えたいと思っている人はどのくらいいらっしゃるのでしょうか。

厚生労働省が2013年に「人生の最終段階における医療に関する意識調査」を実施しておりますが、その結果を参考にしますと、医療機関が19.0%、介護施設が8.2%、一番多い選択肢は、自宅で71.7%でした。しかし、実際のところは、亡くなる場所として一番多いのが病院であることが今の現状です。自宅で最期を迎えたいと思っていても、人が最期を迎えるときの状態について知る機会がないために、自宅での看取りに対応できる知識や心構えができていないからではないでしょうか。

皆さんは、これまでにも見たり聞いたりしたことがあると思いますが、平成37年に団塊の世代が後期高齢者となる75歳を迎え、人口の高齢者の占める割合が増加していく中で現在のように医療や介護を施設で受けることが難しくなり、今後はご本人の自宅を中心とした医療と介護サービスの提供が図られることになると考えられます。自宅で最期を迎えることは、社会情勢からも必要となってくることです。どのような準備が必要なのか、ポイントをご紹介したいと思います。

 

 【看取りに必要な準備のポイント】

看取りの方針と体制をつくる

 ○ 自分、家族はどこで最期を迎えたいか、考えを話し合う必要があります。【思いや考えを知る】

 ○ 終末期の心とからだの状態変化を学ぶことが必要となります。【心構えをつくる】

 

本人の意向についての事前確認を行う

 ○ 意思表示ができるうちに看取りについての意向を文書にしておくことが望ましいと考えられます。【思い  

  の共有化】一度、文書化したら、その後訂正することができないということではなく、ご本人のこころやか

  らだの状態によって、気持ちも変化しますので変更することが可能ということは知っておく必要がありま

  す。

 

まだまだ元気だからと、家族で看取りについて話をすることの必要性を感じることができない方が多いと思います。私は、自分がどう生きて、どう死ぬことを望むのか、話をしておきたいです。自分自身が、認知症や病気、事故で判断がつかない状況になってから家族に悩まずにいてほしいと思っています。

 

【甲佐町における看取りに関しての研修会の開催】

甲佐町は、甲佐町の全地区の区長、民生委員及び福祉推進員の皆様で希望される方を対象として、「平成28年度甲佐町医療介護連携推進事業」を平成29年3月8日(水)に甲佐町総合保健福祉センター鮎緑の施設内で開催いたしました。介護が必要となったとき、自分らしい暮らしについて考えることができること、自分らしい生き方や希望する看取りについて家族と話し合うことができることを開催の目的としています。

 

講師は、「おうちに帰ろう」と題して、ご自身の経験等を含めて、がん等介護が必要となった時の看取りの場所の選択肢や緩和に関することについて、準備や心構えなどを谷田病院 看護部長 岩崎真由美 様からご講話いただきました。また、グループホームせせらぎ 代表 高橋恵子 様に認知症になった時の介護について、また、看取りの場所としてどのような選択肢があるのか、また、グループホームでの看取りについて具体的な事例をもとにご講話いただきました。

参加した方からは、家族で話し合いたいなどの意見をいただきました。

このような研修会の機会を今後も設ける予定です。ぜひ、興味のある方はご参加ください。


お問い合わせ

甲佐町役場 総合保健福祉センター 包括支援センター係
電話番号:096-235-8711この記事に関するお問い合わせ


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