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あゆみだより7月号

更新日:2017年6月2日
甲佐町、熊本県全体で高齢者虐待の防止や権利擁護への取り組みを行っています。
  • 高齢者虐待とは…高齢者の人としての尊厳を傷つける行為。
  • 権利擁護とは…自己の権利を表明することが困難な寝たきり・認知症の高齢者や障がい者の代わりに代理人が権利を表明すること。

 

高齢者虐待発見チェックリスト(虐待の危険度をチェックしてみましょう)

○高齢者からのサイン

  • 身体に小さな傷が頻繁に見られる。
  • 怖いから家にいたくないなどの訴えがある。
  • 不規則な睡眠(悪夢、眠ることへの恐怖、過度の睡眠など)を訴える。
  • おびえる、泣く、叫ぶなどの症状が見られる。
  • 無力感、あきらめ、投げやりな様子になる。
  • 急におびえたり、恐ろしがったりする。
  • 経済的に困っていないのに、利用負担のあるサービスを使いたがらない。
  • 預貯金が知らないうちに引き出された、通帳を取られたと訴える。
  • 部屋に衣類やオムツなどが散乱している。
  • 寝具や衣服が汚れたままの状態が多くなる。
  • 昼間でも雨戸が閉まっている。
  • 薬や届けたものが放置されている。

○介護者からのサイン

  • 他人の助言を聞き入れず、不適切な介護方法へのこだわりが見られる。
  • 高齢者の健康や疾患に関心がなく、医師への受診や入院の勧めを拒否する。

○地域からのサイン

  • 郵便受けや玄関先などが手紙や新聞であふれていたり、電気メーターが回っていない。
  • 家族と同居している高齢者がコンビニやスーパーなどで1人前のお弁当を頻繁に購入している。

 以上の項目で該当が多いほど、虐待の可能性が高い状態です。

 

虐待の5つの形態

  • 身体的虐待…暴力行為などで身体に傷やあざ、痛みを与えるような行為
  • 心理的虐待…高圧的な言葉や態度、無視や嫌がらせなどによって苦痛を与えるような行為
  • 性的虐待…本人の同意なく性的な行為を行ったり、強要するような行為
  • 経済的虐待…財産や金銭の無断使用や本人が金銭の使用を理由なく制限するような行為
  • 介護・世話の放棄・放任(ネグレクト)…介護や生活の世話を行っている家族が、介護や世話を放棄するような行為

 ※これら以外にも「セルフネグレクト」(自分自身の生命、健康、生活を損なうまま放置している状態)の高齢者も多く、5つの虐待形態同様に周囲からの支援が望まれます。

 

認知症と高齢者虐待の関係

 過去に行われた全国的な調査によると、介護保険の認定を受けている高齢者のうち、虐待をされている方の約7割の方に何らかの認知症の症状が見られるとの結果が出ています。

 介護、特に認知症介護の負担が、虐待と大きく関わっていると考えられ、介護負担の軽減には認知症の正しい知識と理解が大切です。認知症の早期発見と適切な治療、支援で虐待に至る状況は防ぐことができます。

 

「虐待を行った人=悪者」というわけではありません。

 もちろん、虐待を行うことは許されることではありません。しかし、適切な介護方法や認知症の方への対応が分からないために、つい手をあげてしまう。介護負担に加え、介護により仕事を退職したなどの理由で経済的に困っているが、どこにも相談できないストレスを抱えている。などと高齢者虐待の背景にはさまざまな要因があります。そのため、虐待を受けている方の保護はもちろん、虐待を行った者に対しても支援を行っていることが重要になります。

 

高齢者の権利擁護のために

 認知症や物忘れ、障がい等によって日常的な金銭管理や重要な財産管理が困難になっている方に対し、安心して生活を送るために利用できる制度について、一部ご紹介します。

  1. 地域福祉権利擁護事業…福祉サービスの相談や手続きの支援、日常的な金銭管理等の支援を行います。
  2. 成年後見制度…判断能力が不十分なために財産侵害を受けたり、人間としての尊厳が損なわれることがないように、法的に代理および同意の権限をもった後見人が生活する上での手続き支援を行います。

 

 高齢になっても、安心して住み慣れた地域で生活ができるように、さまざまな法律や制度があります。虐待や認知症などによって自宅での生活が続けられない状況になる前に… そして、抱えている問題が解決困難化してしまう前に…

 以下の相談先にご相談・ご連絡・お問い合わせください。

  • 町福祉課 096-234-1114
  • 町地域包括支援センター 096-235-8711

お問い合わせ

甲佐町役場 総合保健福祉センター 包括支援センター係
電話番号:096-235-8711この記事に関するお問い合わせ


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